趣味は料理、落語の再開に喜び… 国民審査の対象裁判官はどんな人?

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阿部峻介
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 石を積み上げたような異様な外観から「奇岩城」とも形容される最高裁で事件を裁いているのは、どんな人たちなのか。何に対して喜び、腹を立て、「激務」と言われるなかで寸暇をどう使っているのか。朝日新聞を含む報道有志はその人柄や価値観を知るべく、国民審査の対象となる判事11人にアンケートを行った。

 「自ら食材を買って調理し、後片付けを終えるまでの時間が毎日の息抜き」。裁判官出身の深山卓也氏(67)は、趣味を問う質問にそう書いた。同じく裁判官出身の安浪亮介氏(64)はプロ野球観戦が好きで、コロナ禍の前はひいきのチームを球場までよく見に行った。うれしかったことには「米大リーグ大谷翔平選手の大活躍」を挙げた。

 弁護士出身の岡正晶氏(65)は「3人目、4人目の孫が、母子ともに健康で生まれてきてくれた」と最近の慶事を明かした。同じく弁護士出身の草野耕一氏(66)と行政官出身の長嶺安政氏(67)、検察官出身の堺徹氏(63)は、東京五輪パラリンピックの選手たちが無観客でも頑張る姿に心を打たれたという。

 落語の上演が再開したことに喜びを感じているのは、弁護士出身の渡辺恵理子氏(62)。行政官出身の岡村和美氏(63)は、コロナ禍でも利用できる美術館や博物館のオンライン展覧会が楽しみだ。裁判官出身の林道晴氏(64)は、上映が延期されていた「シン・エヴァンゲリオン劇場版」を見て感動したという。

 自然の中を歩き回ることが好きだという検察官出身の三浦守氏(64)は、最近は外出を控えて家族と過ごす時間を大切にしている。学者出身の宇賀克也氏(66)は「基礎研究にもっと光が当たってほしかった」と思っていたといい、真鍋淑郎(しゅくろう)氏のノーベル物理学賞の受賞を喜んだ。

 宇賀氏と岡村氏、渡辺氏は、子どもの虐待事件がなくならないことに「胸がつぶれる思いがする」「悲しい」とも言及した。

 そんな11人の、仕事や法制度に対する考えは――。詳しい回答結果や各裁判官の経歴は、関わった裁判の結果などとともに朝日新聞デジタルに掲載している。https://www.asahi.com/senkyo/kokuminshinsa/(阿部峻介)

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