8選目指す元五輪相に野党統一候補が挑む 与野党ぶつかる千葉8区

2021衆院選

石原剛文、小木雄太
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 千葉8区(柏市の一部、我孫子市)では、8選を目指す自民前職で元五輪相、桜田義孝氏(71)に、立憲新顔で岡田克也氏の元秘書、本庄知史氏(47)が挑む。野党共闘で候補の一本化が成立し、与野党対決の構図が鮮明になった。

 「私がいいのか、それとも長年の現職の方がいいのか、よくご検討いただきたい」。本庄氏は19日、我孫子市内で第一声を上げた。午後には柏市内に元首相の野田佳彦氏も応援に駆けつけ、「自民党の選挙で顔が替わる疑似政権交代じゃなくて、本当の政権交代を実現しなければいけない」と訴えた。

 千葉8区では当初、立憲、共産、れいわがそれぞれ擁立を予定していたが、9月10日、れいわ公認の元職の女性が柏市長選への転向を表明。衆院選では本庄氏を支援すると明言し、一本化の流れが加速した。共産の予定者も、一本化を「最後の最後まで追求すべきだ」と前向きで、共産は今月13日、擁立見送りを発表。共産県委員会幹部は「立憲の現職がいる選挙区だけでなく、新顔の選挙区で擁立を見送るのは踏み込んだ対応だった」と明かす。

 対する桜田氏は19日、柏駅前での第一声で「今までやってきた選挙で一番厳しい選挙だ」と危機感をあらわにした。桜田氏は2018年10月に第4次安倍改造内閣で五輪相として初入閣。だが、19年4月、東日本大震災で被災した岩手県出身の同僚議員のパーティーで、その議員の名を挙げ、「復興以上に大事」と発言し、辞任に追い込まれた。

 第一声で桜田氏は立憲と共産の共闘について、「政策協定はなく、選挙協力だけ。私に勝ったら何をやるのか全く明白になっていない」と批判した。片山さつき参院議員も駆けつけ、「根っからお人柄が良い、苦学、根性、信念の人。泥臭い桜田義孝をお願いします」とアピールした。陣営関係者は「野党の包囲網を突破するために地道に頑張るしかない」。

 千葉8区には無所属新顔の宮岡進一郎氏(80)も立候補している。(石原剛文、小木雄太)

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