松坂大輔、野球の神様に感謝 「最後にとらせてくれたストライク」

構成・遠田寛生
[PR]

 今季限りで引退するプロ野球・西武の松坂大輔投手(41)が19日、本拠で行われた日本ハム戦に先発した。ラスト登板は、打者1人を相手に5球を投げ四球だった。試合後の会見の主な内容は以下の通り。

 ――登板を終えて

 「本来ならマウンドに立つ資格がないというか、立てるような状態ではなかった。これまで応援していただいた方々に対して、感謝の思いを込めて投げることと、今日のこの機会をもって自分のけじめをつけたいと思ってマウンドに立ちました」

 ――結果は四球

 「正直、ブルペンから投げていてもストライクが入るか心配だった。あの1球のストライク。最後の最後で野球の神様がとらせてくれたのかなと思います」

 ――スッキリできたか

 「そうですね。もう、こういう状態だって自分では分かっていましたけど。改めて、だから辞めるんだよ、とスッキリさせることができました」

 ――全てをさらけ出せた

 「そうですね。中にはまだ投げて欲しいと言ってくださる方々もいるんですけど、もうその声には応えられないということを、改めて投げることでご報告できたかなと思う」

 ――体の状態は

 「大丈夫じゃないです。反動はもう来ています(笑)。でもああいう姿でも最後、見せられてよかった」

 ――最後までワインドアップ

 「野球を始めたころからかっこいいと思ってやっていた。最後までワインドアップを通せてよかった」

 ――試合後に場内を1周した

 「球場の雰囲気、たくさんのお客さんが入ってくれた球場の雰囲気を味わうのもこれが最後と思いながら、いろんな景色を見ていた。少し、昔のことも思い出しながら1周させてもらいました」

 ――ファンの存在は

 「良い時も悪い時もたくさんの方々に支えてもらって、これだけやらせてもらえた。あらためて感謝していると伝えたい」

 ――投球板に右手を置いた時に涙も見えた

 「やっぱりもう最後だなという思いと、今までありがとうございましたという思い。この球場だけでなく、たくさんのマウンドで投げさせてもらったことに対してありがとうと言いました」

 ――胴上げで5度宙を舞った

 「胴上げされるのは怖いのであまりと思っていたんですけど、同年代(でコーチ)の赤田将吾から背中を押してもらった。日本ハムにいる横浜高校の後輩たちも来てくれたのでうれしかった」

 ――西武への思いは

 「スタートがライオンズで、最後もライオンズの選手として終われて本当によかった」(構成・遠田寛生)