オリックス、ダッシュで奪首 リーグ最少タイの盗塁数だったけど…

佐藤祐生
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 (19日、プロ野球 オリックス・バファローズ6―3東北楽天ゴールデンイーグルス)

 オリックスは試合のなかった前夜、ロッテに首位の座を奪われ、マジックを6に減らされた。

 1点を勝ち越された直後の五回の攻撃に、負けられぬ思いが凝縮していた。

 2死無走者から、安達了一が四球を選ぶと、今季四つ目の盗塁を決めた。

 続く紅林弘太郎の左中間二塁打で同点に追いついた。

 次打者は直前の本塁打による失点を悔やんでいた捕手の若月健矢。

 前へ勝ち越し適時打を運ぶと、2死一塁から今季初めてとなる二盗を決めた。

 9番打者の勇気ある走塁が攻撃をつないでいく。

 福田周平の四球を挟み、不振だった宗佑磨が右中間を割る三塁打を放ち、2点を加えた。

 試合前の時点でオリックスの本塁打数130はリーグトップだが、45盗塁はリーグ最少タイ。

 決して積極的に走って勝ってきたタイプのチームではなかった。

 もはやそんなことも言ってられない。

 シーズン最終盤にいたってもロッテとの一進一退の激しいデッドヒートが続いている。

 中嶋聡監督は五回の攻めに「つながらず苦しい試合が続いていた。それがやっとつながった」。

 若月は「点を取れておらず、野手全員が責任を感じていたと思う。上位打線に頼ることなく、下位からつなげられたのは良かった」。

 ロッテに1ゲーム差をつけ首位の座を奪い返した。

 あと3試合。

 全員でがむしゃらに点を取って勝つだけだ。(佐藤祐生)

 中嶋監督(オ) 残り3試合。「全員でやり抜くしかない。一つのプレーに全員で集中してやっていきたい」

 田嶋(オ) 5回2失点で8勝目。「ファンの声援があり、野手に助けてもらい、救援陣に抑えてもらった。みんなに勝たせてもらった8勝だと思う」

 紅林(オ) 2安打2打点。「プレッシャー? 多分、みんな感じていないと思う。僕らはチャレンジャーなので」