藤井聡太三冠が郷田真隆九段を破り、6勝目 将棋・B級1組順位戦
将棋の藤井聡太三冠(19)=王位・叡王・棋聖=が19日、第80期将棋名人戦・B級1組順位戦(朝日新聞社、毎日新聞社主催)の7回戦で郷田真隆九段(50)に106手で勝ち、リーグ成績を6勝1敗とした。郷田九段は3勝4敗。
対局は東京都渋谷区の将棋会館で行われた。タイトル獲得6期の実績を持つ郷田九段の先手番で始まり、戦型は角換わりに。藤井三冠が的確に攻めて押し切った。藤井三冠は「先手陣の急所がつかめなくて難しい将棋だった。(昇級争いの)3番手だが、自力なので頑張りたい」、郷田九段は「(68手目の)△4五歩が想像以上に厳しかった。どう対応すれば良いのか、わからなかった」と話した。
B級1組は13人が総当たりで戦い、成績上位2人が名人挑戦権を争うA級に昇級する。藤井三冠は、6回戦まで終えて6戦全勝の佐々木勇気七段(27)、5勝1敗で前期の成績に基づく順位が上位の千田翔太七段(27)に次いで暫定3番手だが、この2人との直接対決を残している。(村瀬信也)
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