有料レジ袋どう?スーパーで聞いた客の本音 環境省の今後の方針は

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貞国聖子、長野佑介
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 新内閣の発足による環境相の交代を受け、レジ袋有料化の賛否をめぐる論争が今月、ネット上で再燃した。環境に負荷がかかるプラスチックごみの削減を掲げて始まった有料化から1年3カ月あまり。東京都内のスーパーで、客側、店側の双方の声にいま一度、耳を傾けてみた。(貞国聖子、長野佑介)

 「まったく不自由に感じません」

 東京都練馬区のスーパー「アキダイ関町本店」で今月中旬、レジ袋の有料化について「良い」「良くない」の2択で問いかけると、女性会社員(36)はこう即答した。8カ月の長女の育休中で、子どもの将来を考えて温暖化防止の機運を大切にしたいという。

 翻訳業の武内瑠璃さん(60)も地球環境への危機感を理由に挙げた。実家があるメキシコで2019年夏、大量のひょうが降ったことがきっかけ。「環境に配慮してレジ袋もプラスチックストローも使っていない」という。

 過去の行動を反省する人も。パートの女性(62)はかつて無料のレジ袋をもらいすぎ、まとめて捨てたことがよくあったと告白した。「有料化で意識が変わった」と話した。

 「良くない」と答えた人からも多様な意見が出た。

 主婦(43)は「効果を実感できないのに、いつもマイバッグをたたんで持参するのは本当にめんどくさい」と明かす。パートの女性(47)は「コロナ禍でマイバッグを洗うことも増え、面倒だという思いが強い。前は持っていたら割引してもらえていたのに、罰金みたいな感じになって嫌」。2歳の娘と買い物に来た主婦木村朋子さん(44)は「おむつを捨てる時のゴミ袋に重宝する」から無料のレジ袋は欲しいという。

 主婦の佐藤陽子さん(72)はマイバッグを持ち歩くが、コンビニには商品を入れる場所がない。レジで詰めていると、後ろに行列ができて「つらい」という。コンビニではレジ袋を買い、店員に入れてもらうことも多いという。「マイバッグを使いやすい環境作りを」と話す。

 主婦や会社員ら19~89歳の男女計50人に聞いた結果、「良い」が37人、「良くない」が13人だった。

 アキダイの秋葉弘道社長は「いまはマイバッグを持ってくる客が大半で、トラブルもなくなった」と話す。レジ袋有料化で年間100万円ほど購入費用を削減できた分については、コロナ対策のための空気清浄機購入などにあてたという。

見直し意見の盛り上がり、環境省に取材すると

 今回ネット上で議論に火が付いたのは、今月5日に自民党の衆院議員がツイッターで「レジ袋有料化のメリットデメリットについて(新たに就いた)環境大臣に相談した」とつぶやいたことがきっかけだった。「これは見直しか」「見直すべきだ」「環境問題も考慮すると継続」などと反響が広がった。

 環境省に取材すると、担当者…

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