• アピタル

インフルエンザとコロナの「同時流行」今季は? ワクチン接種は?

有料会員記事

下司佳代子
[PR]

 寒さが増し、インフルエンザが流行するシーズンになった。新型コロナウイルスの「第6波」との同時流行が懸念されるが、インフルエンザの感染者は昨シーズンと同様にいまのところ、極めて少ない。しかし、専門家は「大きな流行を起こす可能性もある」と指摘している。

 厚生労働省は毎年9月から翌年春にかけて、インフルエンザの発生状況を毎週公表している。それによると、今月17日までの1週間で、全国約5千カ所の定点医療機関から報告された感染者はわずか10人。昨年同時期の17人と同様、極めて少ない。一昨年の同時期は4447人だった。

 感染者が少ない理由について、日本感染症学会インフルエンザ委員会の石田直委員長(倉敷中央病院副院長)は、コロナ対策でマスク着用や手洗いが徹底されたことを指摘する。また、一つのウイルスが非常に優勢なときにほかのウイルスが抑制される現象「ウイルス干渉」が起きたことも考えられるという。

 今シーズンも、このまま流行しないのか。参考になるのが、日本とは季節が反対になる南半球の状況だ。豪州保健省の報告書によると、今年の市中感染の状況は「歴史的に低いレベル」にとどまるという。

 一方、バングラデシュやインド、中国では小さな流行が起きている。石田さんは「そうした地域では、ウイルスが『貯蔵』されている。今後、国際間の交流の制限が緩まり、人の往来ができるようになれば、ウイルスが国内に入ってきて流行する可能性はある」とみる。

 もう一つ参考になるのは、乳…

この記事は有料会員記事です。残り547文字有料会員になると続きをお読みいただけます。