第3回お住まいは?ないです! ノマドワーカーで生きる

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池田良
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 リュックを背負い、大きめのスーツケースを引く。ホテルの一室やカフェ、時には駅のホームでパソコンを開く。出張、ではない。「行きたい場所で働いています」。固定の住まいはない。2週間ほどホテルなどに滞在し次の街へ――。「ノマドワーカー」として久保智(さとる)さん(32)が国内外を渡り歩き2年余りが経つ。

 都内の複数の会社で主に人事や営業などを担当し、すべてリモートワークで対応する。

 10月初旬から中旬は岩手県内にいた。平日はホテルの一室で商談相手との打ち合わせや籍を置く会社との全体会議にオンラインで臨んだ。部屋にはパソコンとスマホ、最低限の衣類、本しかない。冬物などは宅配収納サービスを利用し季節ごとに荷物を入れ替える。必要なものは現地で調達する。週末は観光地などを巡り町の理容室で散髪した。

コロナ禍は、私たちが直面する現実を浮き彫りにし、置き去りにされた課題を可視化しました。31日の衆院選投票日、人々は何を託そうとしているのでしょうか。私たちの現在地を写真でお伝えします。

 大学卒業後、証券会社や転職…

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