北朝鮮ミサイル、「潜水艦発射型」と磯崎副長官
北朝鮮東部の咸鏡南道新浦(ハムギョンナムドシンポ)付近から日本海に向け発射されたミサイルについて、磯崎仁彦官房副長官は20日午前の記者会見で「新型で、固定燃料推進方式の潜水艦発射型弾道ミサイル(SLBM)と考えている」と説明した。
SLBMの発射であれば2019年10月以来となる。発射されたのは韓国軍は1発としているが、磯崎氏は「現時点までに得られた諸情報を総合的に勘案すると、2発の弾道ミサイルを東方向に発射したと分析している」と述べた。
また今回のミサイルに関し、北朝鮮のメディアが12日に映像を公表した国防発展展覧会「自衛2021」で登場したというミサイルと「外形上、類似点はあるが、確たることをお答えすることは差し替えたい」と述べた。
磯崎氏は会見で改めて、ミサイルの1発は最高高度約50キロの変則軌道で約600キロ飛び、落ちたのは朝鮮半島東側の日本海で日本の排他的経済水域(EEZ)外とみられると説明した。
有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。