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「感染者数の下げ止まり懸念」 新型コロナで厚労省専門家組織

新型コロナウイルス

田伏潤
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 首都圏など19都道府県に対する緊急事態宣言が解除されてから2週間以上経ったが、新型コロナウイルスの新規感染者数は減り続けている。一方、夜間の人出は増えており、新型コロナ対策を厚生労働省に助言する専門家組織は20日の会合で「感染者数の減少速度の鈍化や下げ止まりが懸念される」との見解を示した。

 厚労省の資料によると、10月19日までの1週間の10万人あたりの全国の新規感染者数は前週から35%減って2・67人。宣言解除から2週間ほど経つと新規感染者数が再び増えるとの懸念もあったが、減り続けている。

 都道府県別でみると沖縄県はやや多く、11・91人だったが、「ステージ3」(感染急増)相当の15人は下回っている。感染者1人が何人に感染を広げているかを示す「実効再生産数」は北海道と福岡県で推定値が1を超えた。感染の再拡大につながる可能性があり、座長の脇田隆字・国立感染症研究所長は会見で「地域によってはリバウンドが発生して一時的に感染者が増える状況が出ている。もう一段の減少を目指すべきだ」と述べた。

 確保病床の使用率も19都道府県はいずれも、低い水準のままだ。内閣官房による19日時点のまとめで、もっとも高いのは8%で千葉県神奈川県大阪府兵庫県だった。「ステージ3」相当の20%を大きく下回っている。

 夜間の人出は増加傾向にあり、東京都医学総合研究所によると、宣言解除後、全国で37・7%増えた。とくに沖縄県で午後10時以降の深夜帯が目立って増えている。首都圏や関西圏の人出は、宣言解除から1週間のときと比べると鈍化はしているが、増え続けているという。(田伏潤)

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