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第4回「やりがい搾取」で成り立つ日本の感染医療 10年前の指摘は生きず

有料会員記事2021衆院選新型コロナウイルス

枝松佑樹、姫野直行
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 新型コロナの「第5波」が猛威をふるった今夏、首都圏の病院に勤める50代の男性医師は院長室に呼び出された。「コロナ対応をしばらく続けてくれ」

 一般病棟とは別のプレハブに集めた患者を、病院で唯一の感染症専門医である男性がほぼ1人で診る状況が続いていた。

 次々に救急車で運ばれてくるコロナ患者への対応が夜通し続くこともあった。自宅にいても、いつスマホが鳴るか不安で食事が十分とれず、眠れなくなっていた。

 病院の医師は約70人いる。男性は、他の診療科からも医師を集めて交代制で診ることを提案した。「このままでは医療事故が起きてしまう」

 だが、院長の答えは冷ややか…

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