阿蘇噴火も首相は選挙応援継続 「不在」批判に官邸ピリピリ

2021衆院選自民岸田政権

西村圭史
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 熊本県阿蘇山が噴火した20日、岸田文雄首相(自民党総裁)は予定通りに兵庫、広島両県内で衆院選の演説を行い、首相官邸では松野博一官房長官が対応した。19日の北朝鮮ミサイル発射時は、首相、松野氏の「不在」を野党が批判したこともあり、危機管理に神経をとがらせている。松野氏は今後、衆院選の応援に入る際は首都圏を中心にする方針だ。

 首相はこの日の予定を変更せず、松野氏が官邸で噴火について、記者団の取材に応じた。首相が予定を変更しない理由を、松野氏は噴火警戒レベルが3(入山規制)であるとし、「レベル3の段階は、私で対応することで問題ない」と説明。松野氏は噴火当時は官邸を離れていたが、官邸近くの衆院第一議員会館で「事務をしていた」と明かした。

 官邸の危機管理ではこれまで、首相か官房長官のどちらかが在京していることが慣例となっていたが、第2次安倍政権でこの慣例が崩れた。19日のミサイル発射では、首相と松野氏ともに衆院選の演説で官邸を離れ、野党が「危機意識の欠如」などと批判していた。(西村圭史)

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