消費税率「10%維持」57%、「引き下げ」は35% 朝日世論調査

2021衆院選

君島浩
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 朝日新聞社が19、20日に実施した全国世論調査(電話)で、衆院選で投票先を決める時、最も重視するテーマを聞いたところ、「社会保障」が29%と最多で、「景気・雇用」27%、「新型コロナウイルス対策」18%が続き、「外交・安全保障」9%、「政治とカネ」8%、「原発・エネルギー」4%だった。

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質問に答えると、あなたの考え方と政党・候補者の一致度が分かります。

 それぞれのテーマを選んだ人の衆院比例区投票先をみると、違いが浮かんだ。「外交・安保」を選んだ人は自民が55%を占めたのに対し、立憲は5%。「原発・エネルギー」を選んだ人では自民22%、立憲23%で、「政治とカネ」を選んだ人では、自民23%を立憲28%が上回った。

 一方、消費税については「10%のまま維持する方がよい」は57%で、「一時的にでも引き下げる方がよい」の35%を上回った。野党各党は減税を主張しているが、比例区投票先に立憲を挙げた人でも54%、共産投票層でも42%、維新投票層でも56%が「維持」を選んでいる。

 自民党が公約に掲げた自衛隊を明記する憲法9条改正への賛否を聞くと、「賛成」47%が「反対」32%を上回った。4年前の衆院選公示後の調査では賛成37%、反対40%だった。

 今回の調査を男女別にみると、男性は賛成6割、反対3割だったのに対し、女性は賛成と反対が3割台半ばで並んだ。比例区の自民投票層の賛成は61%だったのに対し、公明投票層は47%にとどまった。

首相にふさわしいのは…

 岸田文雄首相と立憲の枝野幸男代表とで、どちらが首相にふさわしいと思うか、も聞いた。岸田氏は54%で、枝野氏の14%を上回ったが、「その他・答えない」も32%にのぼった。

 首相就任直後で現職の首相が高めに出るとの見方もできる。2008年の麻生内閣発足直後の調査では、麻生太郎首相と民主党小沢一郎代表(いずれも当時。以下も同じ)について同様の質問をしたところ、麻生氏54%、小沢氏26%だった。

 しかし、政権交代が起きた時の調査では、いずれも野党の党首が現職の首相を上回った。09年の衆院選公示直前の調査では、麻生氏20%、民主党鳩山由紀夫代表41%で、12年に野田佳彦首相が衆院解散を表明した直後の調査では、野田氏31%、自民党安倍晋三総裁33%だった。(君島浩)

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