なでしこJ新監督は熱い指導者 プレミアリーグ映像でイメージ共有

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堤之剛
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 熱い――。

 サッカー日本女子代表(なでしこジャパン)の代表候補合宿が千葉県で行われている。池田太監督(51)が就任してから初めてだ。世界一奪還を掲げるチームの指揮官の印象について、選手たちから同様の声が聞かれる。

 池田監督は練習中はグラウンドで身ぶり手ぶりを交えて大きな声を出し、時には走りながら教える。午前、午後の2部練習の日もあるが、午前練習の時点で声ががらがらになることも。2018年に20歳以下(U20)の女子ワールドカップ(W杯)で日本を初優勝に導いた手腕の指導は、きめ細かい。

選手の輪に入って指導する元Jリーガー

 「ちょっと変わってきたよ!」。合宿2日目の19日の練習。大きな声が飛ぶ。それまでより選手が前方へパスを入れるタイミングが早くなると、池田監督はすかさず選手をほめた。

 8強に終わった今夏の東京オリンピックまで率いた高倉麻子前監督のチームの練習では、コーチが主導して選手に指示することも多かった。浦和レッズでプレーし、アビスパ福岡などでコーチも務めた経験もある池田監督は、自ら選手の輪に入り、練習の意図や修正点を話していく。選手の立ち位置やパスの方向などプレーにあわせて声をかける。

 「サッカーなので選手個人の判断が大事になる。判断を大事にしていきたいというのはベースにある」と池田監督。その言葉だけを聞くと、選手のアイデアや自主性に重きを置く戦術だった東京オリンピックのチームと重なる部分もあるように思える。しかし、練習風景からまるで違う。

選手選考の基準は

 選手選考でも、池田監督の独自色が出ている。

 今回招集された選手は23人…

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