第4回いくらためたら安心できるの? 「老後2千万円問題」の意外な正体

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筒井竜平
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 コロナ禍で家計が苦しくなった世帯は多いはず。そんな中でも、働く世帯の平均の貯蓄額は増えている。年金は十分もらえるのか、会社をクビにならないか、まとわりつく将来への不安が財布のひもをきつく締めているようだ。でも実際、いくらためたら安心できるのだろう。

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 総務省家計調査によると、2020年の2人以上の現役世帯の貯蓄額の平均は1378万円で過去最多。10年前と比べて1割(134万円)も増えている。

 「みんな、そんなに貯金しているの?」というのが実感だが、中身をみると見方は変わってくる。この額に届いていない世帯が3分の2を占めており、富裕層の貯蓄額が平均値を押し上げているというわけだ。逆に、貯蓄額が100万円に満たない世帯も全体の11%にのぼる。

 世帯ごとの貯蓄額を並べてちょうど真ん中の数字で、より世帯全体の実感に近い「中央値」は826万円。ただ、それでも10年前の743万円と比べて1割増えている。

記事後半ではなぜ日本国民が貯蓄に精を出すのかについて、データを参照しながら明らかにしていきます。

 この間、収入の平均は月額5…

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