「だまっとれん。」→「カッコイイ!」 広島県選管「今回は普通で」

2021衆院選

福冨旅史
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 買収事件に端を発した4月の参院再選挙で、広島県選挙管理委員会が選んだキャッチコピー「だまっとれん。」。ネット上でも「攻めている」などと話題になり、今回の衆院選ではどんなフレーズを打ち出してくるのか注目が集まっていた。発表されたのは「選べるおとなって カッコイイ!」だった。

 地元出身の女性アイドルが「だまっとれん。」と訴えるデザインは、再選挙で若者の投票率アップを狙ったものだ。ところが、「金権政治」「選挙不正」など自民批判の言葉に絡めて「だまっとれん。」とするネット投稿が続出。与野党の候補者もそれぞれの主張に沿うように演説や集会で引用し始めた。

 思わぬ反響について、県選管幹部は「『自民党にだまっとれん』という意味だと誤解された。想定と違う形で使われ、政争に利用されてしまった」と振り返る。衆院選で「選べるおとなって カッコイイ!」を選んだのは、投票することは素敵だと気づいてもらい、投票率アップにつなげるためだという。「波風が立たないよう、今回は『普通』でいきます」

 県内では2009年以降、衆院選小選挙区投票率の減少傾向が続いている。14年には50・02%で戦後最低を記録し、前回17年は50・17%で戦後2番目に低かった。(福冨旅史)

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