「臆病」な少女の人生を変えた出会い 3千万回再生のユッコ・ミラー

有料会員記事

定塚遼
[PR]

 高校に入るまで、サックスという楽器の存在すら知らなかった。好きなことがなかった少女は、初めてサックスの音を出した瞬間、天職を見つけた。「根暗」な性格は百八十度変わり、サックス奏者ユッコ・ミラーの名は瞬く間に広がった。

 現在、YouTubeでの総再生回数は実に3千万回を超える。歌心、艶(つや)、哀愁。3点そろった非凡な音を奏でる。

 三重県伊勢市で育った。3歳でピアノを始めたが、好きになれなかった。あまりに嫌で、他の子が弾いている間に、教室の外に逃げ出して「失踪」したこともある。ピアノをやめて以来、楽器には触らなかった。

 小・中学校時代は「根暗だった」と話す。クラスの端っこで1人でいることが多く、特技も好きなこともなかった。高校では、帰宅部になろうと思っていた。 そんなある日、友達に誘われた。「吹奏楽部の見学に行きたいからついてきて。サックスって楽器があって、めっちゃ格好いいんだよね」。ついていくだけなら、と一緒に見学に行った。初めて見たサックスを手に取り、吹いてみた瞬間、世界が変わったように感じた。「『これが私の武器だ』と直感しました。これは絶対究めたい、と」。

 引っ込み思案な性格は一変した。「好きなこともないし何か没頭することっていうのが全くなかった時にサックスに出会って、性格が完全に変わった。これがあれば私は無敵になれるって思った。『無敵モード』に突入しました」

記事の後半では、引っ込み思案だった少女が、世界的なミュージシャンを次々と待ち伏せして話しかけるエピソードなど、異例の動画再生回数3千万回を誇るサックス奏者へと成長していくまでのエピソードが満載です。

「レッスンプリーズ?」世界的奏者を待ち伏せし、話しかけた

 プロになりたいが、田舎でラ…

この記事は有料会員記事です。残り1636文字有料会員になると続きをお読みいただけます。