中学教頭5割、教諭など3割「過労死ライン」 部活動など影響 千葉

高室杏子
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 千葉県教育委員会は20日、6月に実施した県内公立学校の教諭らの勤務実態などの調査結果を発表した。千葉市を除く市町村立中学校の副校長・教頭では約5割、教諭などは約3割が「過労死ライン」とされる時間外労働が月80時間を超える勤務をしていた。

 勤務実態の調査は、2018年から年に2回実施している。時間外労働が月80時間を超えていたのは、市町村立中学校の副校長・教頭が50・9%(19年6月は56・9%)。教諭などが34・5%(同38・0%)だった。小学校では、教諭などで10・4%(同12・1%)、副校長・教頭で32・9%(同38・9%)だった。

 中学校教員については、19年調査と比べ、月80時間を上回った割合が約3~6%が下がったが、相変わらず小学校と比べても長時間労働を強いられている勤務実態が続いている。県教委によると、中学校では部活動の各種大会があり、日々の練習や土日の引率などで時間外労働が多くなったとみられる。

 調査は、千葉市を除く県内の公立の小中高校、義務教育学校、特別支援学校の常勤の校長や副校長、教頭、教諭の全員が対象。昨年は新型コロナウイルス感染拡大で一時休校した学校が再開する時期に重なったため、6月調査はしなかった。(高室杏子)