「日米関係の深化、最優先で」 米駐日大使候補、上院で公聴会

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ワシントン=園田耕司、青山直篤
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 次期米駐日大使に指名されたラーム・エマニュエル前シカゴ市長の指名承認公聴会が20日、上院外交委員会で行われた。同氏は「日米関係はインド太平洋地域の平和と繁栄の要石だ」と指摘し、「(日米の)共通の課題に立ち向かいながら、日米関係の深化に最優先で取り組む」と強調した。

 エマニュエル氏は、インド太平洋地域をめぐる情勢について、「中国は分断で征服を狙っている。米国の戦略は団結で安全を確保することだ」と指摘。「この地域の団結は、日米同盟によって築かれている」と強調した。また、自身がオバマ政権の大統領首席補佐官やシカゴ市長を務めた実績を訴え、「(人事が)承認されれば、私は25年間にわたる公職での経験を活用する」と述べた。

 トランプ前政権が離脱した環太平洋経済連携協定(TPP)に中国が加盟を申請したことについては、「中国こそが支配的国家になると表明しようとする企てだ」と指摘。米国がTPPに復帰する見通しは立っていないものの、「米国は『長い目で見て米国に信を置くことが利益になる』と(日本などに)発信しなければいけない」と述べた。

 さらに、中国に対する経済安全保障の観点から、半導体などの供給網の安定化に向けた日米協力の重要性に言及。「経済規模で世界首位の米国と3位の日本との経済統合を強める好機であり、この統合が緊密化できれば、極めて強い力になる」と強調した。

 民主党内から批判が出ている…

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