反田恭平さん「とても幸せ。言葉が無い」 ショパンコンクール2位

野島淳=ワルシャワ、吉田純子
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 世界3大音楽コンクールの一つで、ワルシャワで開催されていた第18回ショパン国際ピアノコンクールで日本人2人が入賞した。2位となった反田(そりた)恭平さんは21日未明、現地で「(ピアノを指導してくれた)教授や両親、友人に感謝したい」と語った。

 コンクールの結果を発表する式典。反田さんは自身の名前が呼ばれた瞬間、状況をのみ込めない様子だったが、その後、自身が2位となったことを理解すると胸に手を当て、驚きと喜びの表情を浮かべた。

 その後の会見では、両親らに対する感謝の思いを述べ、「とても幸せ。言葉が無い。ショパン・コンクールは日本でも有名で多くの人がユーチューブで見ているのでプレッシャーも感じた」と喜びを語った。

 反田さんは演奏家としての活動にとどまらず、コロナ禍で困窮するアーティストに手を差し伸べる業界初のオンライン演奏会をプロデュースしてきた。会社、楽団、レコードレーベルを次々立ちあげて独創的な音楽ビジネスを展開し、クラシック音楽界で強い存在感を放っている。舞台経験の豊かさを彷彿(ほうふつ)させるダイナミックな解釈と緩急豊かなタッチで、オンラインでの鑑賞者を含む多くの音楽ファンを魅了した。

 4位入賞の小林愛実(あいみ)さんは幼い頃に音楽的な才能を開花させ、現在は米国で研鑽(けんさん)を積んでいる。前回(2015年)の同コンクールの本選にも出場しており、群を抜いた集中力で多くの人を自らの「語り」の世界に引きこみ、喝采をさらった。

 ショパン・コンクールは若手ピアニストの登竜門として知られ、優勝経験者にはアルゲリッチやポリーニらがいる。今回は世界各国から500人以上のピアニストが応募した。87人(日本は14人)が予備審査を通過。3回の予選を経て、小林さん、反田さんら12人が本選に進んだ。野島淳=ワルシャワ、吉田純子)