日産の元代表取締役ケリー被告の釈放実現を訴え 前米駐日大使

ワシントン=園田耕司
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 前米駐日大使で共和党のハガティ上院議員(テネシー州選出)は20日、上院外交委員会で開催された、次期米駐日大使に指名されているエマニュエル前シカゴ市長の指名承認公聴会で、同氏に対し、「日本のいわゆる『人質司法』の中において、テネシー州市民が不公平で野蛮な扱いを受けて苦しんでいる」と述べ、日産自動車元代表取締役グレッグ・ケリー被告の釈放を実現するように訴えた。

 日産自動車元会長カルロス・ゴーン被告の元側近だったケリー元役員は、金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)罪の共犯に問われている。ハガティ氏は、2018年の逮捕以来、ケリー元役員の長期間にわたる拘束が続いていると指摘したうえで、「日本の司法システムはケリー氏の人権を侵害している」と厳しく非難した。エマニュエル氏は「大使館と大使の最も重要な責任は、海外における米国市民の安全を確保することだ」と応じた。ハガティ氏はエマニュエル氏の大使人事を支持する考えを示している。(ワシントン=園田耕司