阿蘇山噴火の首相報告「詳細な時間の回答は控える」 官房副長官

[PR]

 熊本県阿蘇山が噴火した際の政府対応について、磯崎仁彦官房副長官は21日の記者会見で、衆院選の遊説で兵庫県にいた岸田文雄首相がいつ噴火の報告を受けたかを問われ、「事柄の性格上、詳細な時間まで申し上げることは差し控えさせていただく」と語った。

 阿蘇山・中岳第1火口での噴火は20日午前11時43分ごろ。首相は兵庫県伊丹市の阪急伊丹駅前で街頭演説をしていた。終了後の午後0時6分には自身のツイッターに「周辺地域の皆さん、最新情報に注意し、警戒をお願いします」と投稿。首相官邸には戻らず、予定通り神戸市広島市での遊説などをこなした。

 遊説続行に問題がなかったかについて、磯崎氏は「総理へは阿蘇山の噴火直後から随時、状況報告をし、総理の指示のもとで官房長官が官邸で対応に当たった。対応に遺漏はなかった」と述べたが、時系列での詳しい説明を避けた形だ。

 衆院選中の首相官邸の危機管理態勢をめぐっては、公示された19日に北朝鮮が弾道ミサイル発射した際に、官邸ツートップの首相と松野博一官房長官がともに都内を離れて不在にしていたため、野党から批判が出ている。