会社に内緒、自転車「闇通勤」で処分も 「軽く考えないで」

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片田貴也
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 新型コロナウイルスの感染拡大などをきっかけに広がる自転車通勤。一方で、勤務先から通勤手当として電車代などを受け取っているのに、自転車で通勤する「闇通勤」で処分されるケースも出てきました。

 政府が2018年に自転車活用推進計画を閣議決定するなど、自転車通勤を促進する動きはありますが、通勤手当の制度一つとっても、課題はいろいろ。雨の日などを想定して他の交通手段と組み合わせた通勤手当を作るなど、柔軟な制度作りを始めたところもあります。

 現状を取材しました。

「感染怖くて」闇通勤

 大阪府高槻市は9月中旬、電車とバスを利用する通勤届を出し、通勤手当を受け取っていたのに、自転車通勤を続けていた男性職員(43)を戒告の懲戒処分にし、発表した。

 市によると、男性は今年7月まで、自宅から8キロほどの自転車通勤を続け、通勤手当として過大に受け取った額は計18万1500円にのぼった。

 男性は昨年4月に通勤届を出したものの、新型コロナの感染が拡大し、「感染が収まるまで一時的に自転車通勤しようと市には届けなかったが、感染が収まらず自転車通勤を続けた。(電車やバスの利用は)密になり、感染が怖かった」と話したという。

 市では自転車通勤は禁止されてはおらず、市担当者は「主たる通勤方法を変更した時点で、申請すべきだった」と話した。

記事の後半では、「闇通勤」の法的な問題や通勤制度を見直す動きを詳しく紹介します。解雇や横領の罪に問われる可能性も。どういった対策が必要かを考えます。

増える自転車通勤、禁止の企業も

 通勤時の公共交通機関の密を避けようと、自転車通勤は増えている。

 au損害保険の昨年6月の調…

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