老朽原発の美浜3号機、運転4カ月で一旦停止 来秋に本格稼働へ

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加茂謙吾
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 関西電力は21日、運転開始から40年を超える美浜原発3号機(福井県美浜町)を23日昼ごろに停止させると発表した。テロ対策施設の建設が期限内に間に合わないためだ。再稼働からわずか4カ月間だが老朽原発の運転実績をつくったことで、今後の長期運転への布石としたい狙いもある。

 3号機は今年6月、10年ぶりに再稼働していた。国内で40年超の原発が動いたのは、東日本大震災後では初めて。補助給水ポンプの不具合や非常用ディーゼル発電機の自動停止などのトラブルがあったが、関電によると発電量はほぼ計画通りだったという。これまでに安全対策費や修繕費を投じており、短期間の運転で利益を出すのは難しいが、「将来的に40年超の原発を動かすための収穫になった」と関電幹部はいう。

 設置義務のあるテロ対策施設は来年9月ごろには完成の見通しで、同10月20日には再び発送電を始める計画だ。今後は約13カ月間かけて定期検査を行い、原子炉本体の状態を調べたり、劣化した部品を交換したりする。

 だが課題はある。原発敷地内…

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