連合、春闘の賃上げ目標「4%程度」 例年より1か月早く公表

藤崎麻里
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 労働組合の中央組織・連合は21日、2022年春闘の統一要求で、定期昇給分を含めた賃上げ目標を4%程度とする基本構想案を発表した。決まるのは例年11月だが、案段階でも1カ月早く目標水準を対外発表し、傘下の産別組織や労働組合が賃上げに取り組む環境を整えることにした。

 基本構想案では、年齢や勤続年数に応じた定期昇給分の2%確保を前提に、賃金体系そのものを底上げするベースアップでも2%程度上げる考えが示された。あわせて「4%程度」とする目標水準は7年連続。

 今月就任したばかりの芳野友子会長は記者会見で、来春闘について「非正規の処遇や男女間の賃金格差を改善したい。連合の外にいる人にも、連合の変化を感じてもらえるようにしたい」と強調。連合は賃金格差是正のための目標水準の引き上げもめざす考えだ。

 賃上げは春闘で最大の焦点になる。ただ近年、賃金改善を求める組合は全体の7割前後で推移。7月時点で改善を獲得した組合も18年の2010組合からは低下傾向で、21年には1277組合になっている。

 基本構想は11月に固め、12月に中小企業の方針も加えた正式な方針にする。藤崎麻里