タリバン、初の多国間会議参加 主導狙う開催国ロシアと思惑にずれも

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モスクワ=喜田尚、バンコク=乗京真知
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 アフガニスタンのイスラム勢力タリバンと同国の安定化を目指す周辺10カ国の会議が20日、モスクワで開かれた。主催したのは欧米に先んじて議論の主導を狙うロシア。しかし権力を独占しようとしているタリバンと、少数派の政権参加や安定化を求める参加国との間ですれ違いも目立った。

 タリバンが8月に権力を掌握した後に多国間会議に参加したのは初めて。暫定政権第2副首相で代表団長を務めるハナフィー幹部らはこの日、ロシア、中国、パキスタン、イラン、インド、中央アジア諸国の計10カ国の代表団とホテルの大会議室で円卓を囲んだ。

 ハナフィー幹部らは会議後に記者団に対し、口々に「米国によるアフガニスタン中央銀行の資産凍結は可及的速やかに解除されることを参加者が支持した」などと語った。アフガニスタン国内では資産凍結の影響で現金が不足し、倒産や失業が深刻化している。

 タリバンには多国間会議への…

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