「まんだらけ」を書類送検 禁止区域でアダルトショップ運営した疑い

大山稜、土舘聡一
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 営業が禁じられた地域で、アダルトDVDやブルーレイディスクを多数陳列したアダルトショップを開いたとして、警視庁は22日、東証2部上場の古書店大手まんだらけ(東京都中野区)の法務担当役員の男(60)と法人としての同社を風俗営業法違反の疑いで書類送検し、発表した。同社は容疑を認め、「警察から指導を受けた後も営業を続けたことは認識が甘かった」と説明したという。

 保安課によると、同社は9月、「サブカルチャーの聖地」と呼ばれ、同社の本社が入る「中野ブロードウェイ」で、成人向けのDVDやビデオを多数陳列した店舗「禁書房」(約12平方メートル)を営んだ疑いがある。同課は、アダルトショップの営業を禁じた病院が近くにあるとしている。

 禁書房について、同社はブロードウェイにある約30のテナントで構成する「中野店」のアダルトコーナーと位置づけていた。ただ、保安課はほかのテナントと接しておらず、独立した店舗にあたると判断した。

 中野店は8月下旬に開店した。禁書房の近くには若者向けのアクセサリーなどを扱うファンシーショップがあり、警視庁に「不健全」「違法ではないか」などの苦情が寄せられ、ネットでも話題になった。同庁は9月2日以降に立ち入りや指導を繰り返したが、改善されていないとして、同14日に本社や店舗を風営法違反容疑で家宅捜索していた。

 まんだらけは全国の中核都市に店舗があり、2020年9月期の売上高は約90億1700万円。

 同社の広報担当者は家宅捜索直後の9月、朝日新聞の取材に「アダルトショップの営業許可は不要と考えていた」と説明していた。禁書房は営業を中止しており、同社は「今後については警察の捜査を待って検討する」としている。(大山稜、土舘聡一)