オランダの名指揮者ハイティンクさん死去 ウィーン・フィルと来日

 オランダの名指揮者、ベルナルト・ハイティンクさんが21日、ロンドンで死去した。92歳だった。米ニューヨーク・タイムズなどが報じた。

 アムステルダム生まれ。ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団を筆頭に、ロンドン・フィル、グラインドボーン音楽祭などで要職を務め、ベルリン・フィルウィーン・フィルにもしばしば登壇した。端正かつ構築的だが人間的なぬくもりのある古典の演奏に定評があり、マーラーやブルックナーでも革新的な名演を聴かせた。

 2006年、シカゴ交響楽団の首席指揮者となり、ゲオルグ・ショルティやダニエル・バレンボイムらの名跡を継いだ。初来日は1962年。札幌のパシフィック・ミュージック・フェスティバル音楽祭にも参加した。97年にはウィーン・フィルとも来日を果たした。19年9月、スイス・ルツェルン音楽祭でのウィーン・フィル公演を最後に引退。日本では15年のロンドン交響楽団公演が最後となった。