USJのジェットコースター、頂上付近で停止 パーク付近で停電発生
22日午後0時45分ごろ、大阪市此花区と港区の一帯で停電があり、此花区のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)では、この影響でパーク内のすべてのアトラクションが一時停止した。このうちジェットコースター「ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド」は、高さ43メートルの頂上付近で乗客を乗せたまま止まり、係員が約1時間半かけて全員を地上に避難させた。
USJによると、ハリウッド・ドリーム・ザ・ライドは定員36人で、停電が起きると、停止する仕組みになっている。当時は35人が乗っており、係員が頂上付近まで上がって1人ずつレール脇の避難通路に誘導した。乗客は渡されたヘルメットをかぶり、手すりにつかまりながら階段を下りたという。広報担当者は「安全装置は正常に作動していた。避難も手順通りに行った」と説明している。
他のアトラクションでも係員が乗客を避難誘導し、パーク内でけが人はいなかったという。安全点検を順次行い、ハリウッド・ドリーム・ザ・ライドをふくめ、午後3時15分までにすべてのアトラクションの運転を再開した。
関西電力送配電によると、停電は此花区と港区で発生し、最大3200軒に影響した。20分ほどで復旧したといい、原因を調べている。