「#教師のバトン」 やまぬ大変さ訴える声 文科省は1カ月発信なし

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伊藤和行
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 教員の仕事の魅力を発信しようと、文部科学省が今春、SNS上で始めた「#教師のバトン」プロジェクトで、今月20日までに、ツイッターへの投稿が約8万8千アカウントから計約54万件(リツイートを含む)あったことが朝日新聞の分析で分かった。教員らからの投稿はなお続いているが、文科省側からの発信はここ1カ月以上、途絶えている。

 プロジェクトは、教員から仕事のやりがいや内容を発信してもらい、なり手不足の解消にもつなげようと、文科省が3月26日にツイッターで投稿の募集を始めた。狙いとは裏腹に、開始から1カ月ほどの間に「月の超過労働時間が100時間を超えた」「残業代つけれないなら、本当に業務量減らして」など長時間労働を嘆く投稿が相次ぎ、「炎上」する事態となった。

 朝日新聞がSNS分析ツール「ブランドウォッチ」で調べたところ、「#教師のバトン」というハッシュタグを含む投稿は開始当初は1日に1万件を超えることもあった。5月以降は1日数千件で推移し、10月になっても1日1千件以上の投稿がある。内容は教員の仕事の大変さを訴えるものが多く、「教師」「部活動」「校長」「明日」といった言葉が多く使われていた。

 文科省は4月、働き方改革の取り組みや最新情報などを知ってもらうため、集まった投稿内容をツイッターや投稿サイト「note」で積極的に発信していくと説明。当時、担当の義本博司・総合教育政策局長(現事務次官)はメディア向けの説明会で「文科省としては勤務環境改善や教員の声をわかりやすく発信し、取り組みを共有したい」と話していた。

 文科省からのツイート数を調…

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