北京五輪に向け始動 アルペンスキー女子安藤麻選手

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能田英二
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 アルペンスキー女子のエースで北海道旭川市出身の安藤麻選手(25)=日清医療食品=が北京冬季五輪に向け、始動した。今年2月に開かれた世界選手権の回転で日本女子勢の過去最高となる10位に入っており、北京五輪では1桁順位をめざしている。

 イタリア・コルティナダンペッツォで開かれた世界選手権。安藤選手は初めて訪れたレース会場のコース設定に気を良くしていた。「あ、急斜面」。スタート地点の傾斜は緩やかなものより、急なものを好むから、思わず喜んでいた。

 100人超が参加したレースの1回目は8位。大きな国際大会での1桁通過は初めて。2回目も大きなミスなく滑りきった。合計タイム1分42秒92。「2本目は緊張しすぎて、どれだけうれしかったかも覚えていない」。最終順位は女子回転の最高位を49年ぶりに更新する10位という快挙だった。

 アルペンは欧州を中心に選手層が厚い。「(得意なタイプのコースなど)条件が整って、自分の力を発揮できれば成績が残せるんだと、自信になった」。実はレース前、緊張で頭が真っ白になっていた。斜面の変化、リズムの変化を思い出すように、試走したコースを心の中で何度もなぞった。ここ数年、安藤選手がたどり着いたというルーティン。そのルーティンでも落ち着かないほど緊張していたのに、結果は付いてきた。

 安藤選手は兄の佑太朗さん(27)と幼少期からスキーに親しんだ。「兄を追いかけるように滑っていた」。4歳から地元のアルペンチームに入ると、旭川東陽中、北照高時代は国内の同世代にほとんど負け知らず。高3のシーズンからワールドカップ(W杯)出場で世界の舞台に歩みを進めた。

 東洋大時代に初めて出場した…

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