海がなくても、熱いマグロ愛 太平洋も日本海も、東京も行きやすい

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編集委員・小泉信一
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現場へ! 群馬の逆襲④

 今年春から群馬で生活するようになって驚いたことがある。スーパーの鮮魚売り場。ひときわ大きなスペースを設けているのが、マグロの刺し身コーナーである。いつも人だかりができており、値段も東京より2~3割安い。

 県民のマグロ好きは数字にも表れている。都道府県庁所在地と政令指定都市家計調査(2018~20年平均)で、マグロの消費量1位は静岡市というのは納得できるが、群馬の県都・前橋市は堂々4位に入っている。一方、生鮮肉の消費量は52位と最低である。

 「マグロはごちそう。お客さんが来たらマグロでもたなすんさ」と前橋在住の70代女性は言う。

 群馬には海がない。どうしてマグロ? その秘密を解くかぎは、本州のほぼ中央に位置する群馬の立地条件にあった。

 「高速道路に乗れば、日本海…

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