従うべき法律は? ポーランド、価値観めぐり深まるEUとの溝

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ワルシャワ=野島淳 ブリュッセル=疋田多揚、青田秀樹
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 欧州連合(EU)加盟国が従うべき「EU法」の優位性に、ポーランドが疑問を投げかけている。民主主義のありようで批判を浴びてきたことに加え、EUの根幹に触れる問題に発展し、英国のEU離脱(ブレグジット)に続く「ポレグジット」すら取りざたされる。21日のEU首脳会議でも溝は埋まらなかった。

 「ポレグジットなど、これ以上、うそを広めるべきではない」。欧州議会の演壇に立ったポーランドのモラビエツキ首相は19日、そう訴えた。

 モラビエツキ氏は、国の伝統や文化を重んじる右派政党「法と正義」(PiS)に属する。経済学者などを経て2017年から首相を務める理論派だ。

 PiS政権はこれまでも裁判官の任免などで司法が政府から独立しておらず、EUの価値観にそぐわないとして、EU側から再三、改善を求められていた。

 他のEU加盟国には「同じク…

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