資金繰りがきびしい地方のNPO運営 次の世代へつなげたいのに

写真・図版
マンガ・米澤章憲
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 外国人支援のNPO法人を地方で運営しています。

<職場のホ・ン・ネ> 東海地方の60代女性

 人口が減る中、地域で確実に必要な活動ですが、資金繰りが大変で若い世代を運営に巻き込むのをためらいます。かつて当てにしていた自治体の補助金が打ち切られ、スタッフ10人全員を解雇せざるを得なくなりました。みな失業保険でしのぎましたが、私自身には借金が残りました。

 私自身は仕事をしながらNPO活動をしていますが、私の世代の多くは家族の収入を頼りに活動しています。思いをもって活動し、持ち出しもしながらやっていますが、若い世代は共働きが多いため、リスクが大きく、勧められません。都市部にある大きなNPOのような運営は簡単ではありません。

 たとえば政府の日本語教育施策はボランティアに頼るところも多いです。我々も協力して支援につなげたいけど、どうやれば活動が持続可能になり、地域の担い手を育てていけるのか。不安定な派遣の仕事をしている外国人が正規雇用に就けるようにする支援もしていますが、支援役の市民団体自身が資金難で不安定なのが現実です。行政や外国人を雇用する企業にもっと一緒に考えてほしいです。(東海地方・60代女性)

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