岸田首相は「岸田ノート」掲げアピール 野党は枝野氏らが共闘訴え

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井上潜、岡田昇、中野龍三 佐藤亜季、榧場勇太
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 自民党総裁岸田文雄首相が22日、北海道内を訪れ、衆院選の党公認候補の応援演説をした。岸田氏が首相就任後に道内入りするのは初。「聞く力」をアピールしながら、コロナ対策や経済政策などを訴えた。

 岸田氏は午前10時ごろ、旭川市中心部の買物公園通で、選挙カーに上り、道6区の公認候補の脇でマイクを握った。持論の「成長と分配の好循環」を力説。「国民の声を書きとどめてきた」というノートを手に、「このノートをしっかり握りしめて、新しい時代を切り開いていきたい」と締めくくった。

コロナと政策 衆院選@北海道

 19日公示、31日投開票の衆院選は、医療体制や経済の立て直しなどコロナ対策が最大の争点となりそうです。コロナ禍の下で求められる政策を、北海道に関わる様々な課題とともに現場で探ります。北海道から随時配信します。

 岩見沢市内では、道10区候補の公明前職、比例道ブロック候補の自民前職とともに街頭演説。「対話を積み重ねながら丁寧で寛容な政治を進めていく。その際に大変重要なパートナーが公明党だ」と述べた。

 午後2時すぎからは、札幌市中央区の札幌三越前で、道1~5区の党公認候補5人と演説した。

 岸田氏は新型コロナウイルス対策として「ワクチン接種、検査体制の充実、経口治療薬の実用化をしっかり進める」と強調。その先の経済再生について、「地方には少子高齢化などの課題をデジタルや科学技術で乗り越えられる潜在能力がある。『デジタル田園都市構想』という新しい地方活性化で、北海道、札幌を元気にしていくことが成長戦略の大きな柱だ」と語った。

 同区内の専門学校でも車座集会に臨み、学生らと懇談した。(井上潜、岡田昇、中野龍三)

 野党陣営も相次いで党幹部らが来道し、候補者の支援に回っている。

 立憲民主党泉健太政務調査会長は22日、北海道内の各候補者の応援に立った。午後1時40分、札幌市営地下鉄白石駅前(札幌市白石区)で同区が含まれる道3区に触れ、「非常に接戦。選挙は序盤、中盤、後半とあるが、序盤と後半はみんながんばる。中盤が非常に大事。皆さんの分配・経済策を考えているのは立憲民主党。多様性を大切にしよう、生きづらさをなくしていこうと言っているのも立憲民主党だ。党本部としても最重点で当選に向け頑張る」と強調した。

 立憲は公示前の15日に枝野幸男代表、公示日の19日に福山哲郎幹事長が札幌市内で街頭演説し、減税や経済対策を訴え「(政権を)変えることに勇気を持ってください」と訴えた。

 立憲と共闘体制を組む共産党志位和夫委員長は20日、札幌市中心部の北3条広場で街頭演説し、全国の選挙区で野党の候補者の一本化が決まったことをあげ「野党共闘の力で政権交代を実現する」と訴えた。(佐藤亜季、榧場勇太)

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