世界最大級の3Dプリンター、京都の企業が開発 ベンチなど試作

諏訪和仁
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 京都市のベンチャー企業「エス.ラボ」が、縦、横、高さとも最大3メートルのものを形作れる3Dプリンター「茶室」を開発した。3Dプリンターは製造業を中心に使われているが、これだけ大きいものは珍しく、世界最大級という。いすやベンチのような大型のものの制作や、建設現場などへの応用を想定している。

 プリンターのヘッド部分で200度以上で溶かしたプラスチックを積み重ねて形を作る。いろんなプラスチックの原料が使え、小型船舶や車のドアなども作れるが、実際に使うには補強や別の加工が必要になる。今後は、建設現場でのコンクリートの打設や不燃材の吹きつけにも使えるようにする。

 同社は工作機械やプラスチックの成形機のほか、3Dプリンターなどを手がけてきたが、柚山精一社長(49)が「どれだけでっかいのが作れるんだろう」と思い立ち、開発した。京都の会社として、遊び心をこめて「茶室」と名付けた。プリンターは11月から約4千万円で販売する。(諏訪和仁)