買収防衛策、議決権制限で異例の可決 東京機械製作所の臨時株主総会

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鈴木康朗 千葉卓朗、藤えりか、村上晃一 内山修
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東京機械製作所の臨時株主総会の会場=2021年10月22日午後、東京都港区
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 輪転機最大手の東京機械製作所は22日午後、臨時株主総会を都内で開き、買収防衛策を可決した。買収をめざす投資会社などを除く株主の多くが賛成した。防衛側の東京機械製作所の経営陣は、投資会社議決権を制限する異例の対応をとった。今回のケースは敵対的買収が増えるなか注目されており、ほかの案件にも影響を与えそうだ。

 この日は午後1時から総会が始まり、4時間以上質疑などがあった。東京機械製作所は賛成率78・96%で防衛策が可決されたとしており、11月19日に実施する方針だ。投資会社側は株主としての議決権を不当に制限されたなどとして、引き続き裁判で争うとみられる。投資会社側の主張が認められる可能性もあり、先行きは不透明だ。

 防衛策は、投資会社アジア開発キャピタル(東証2部上場)を対象としている。アジア社は完全子会社のアジアインベストメントファンドを通じて東京機械製作所の株式を買い集め、全体の約4割を保有する。

 経営陣は買う目的が十分示さ…

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