恒大集団「10年以内に自動車会社」 創業者が発言、不動産は縮小

北京=西山明宏
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 10年以内に不動産会社から自動車会社になる――。中国メディアは22日、経営危機にある中国恒大集団の創業者で、経営トップの許家印氏が内部の会議でこんな発言をしたと報じた。今後成長が見込める電気自動車(EV)などに注力して会社を再建する考えとみられるが、実現性は不透明だ。

 中国メディアによると、許氏は会議で3大戦略を決めたとし、工事の再開と物件の引き渡し、現在開発中の物件すべての販売に加えて、「10年以内に自動車会社へと変わる」ことを挙げた。具体的には、昨年は7千億元(約12兆円)超だった不動産販売の規模を10年以内に3分の1以下の2千億元ほどに減らし、EVなどを製造する自動車会社を主たる事業とするという話だったという。

 恒大は傘下にEV製造の中国恒大新能源汽車集団をすでに抱えている。だが、いまだEVを量産出来ていないほか、2020年の決算では純損失を出すなど事業は軌道に乗っていない。(北京=西山明宏)