オリックス躍進の立役者たち、個人タイトルよりも欲しいものは……

有料会員記事

佐藤祐生
[PR]

 プロ野球パ・リーグで、2位ロッテとの熾烈(しれつ)な優勝争いを繰り広げる首位オリックス。一方、個人の記録に目を向けると、今季の大躍進を支えた選手たちのタイトル争いも佳境を迎えている。

 打撃部門では、4番・杉本裕太郎が最注目だ。JR西日本からドラフト10位で入団して6年目。190センチ、104キロの右打者は、コンパクトな打撃も身につけて頭角を現した。自己最多となるリーグトップの32本塁打を放ち、チームの起爆剤となった。3試合を残す2位柳田悠岐(ソ)とは4本差で、自身初のタイトルは目前だ。オリックスから本塁打王が誕生すれば、2010年のT―岡田以来11年ぶりの快挙だが、「正直気にはなるけど、そっちよりも優勝したい」とペナントの行方で頭がいっぱいのようだ。

 チームの看板打者・吉田正尚も、打率3割3分9厘で、2年連続の首位打者をほぼ手中にしている。右腕の骨折で10月3日に登録抹消されたが、455打席で規定打席(今季は443打席)に到達済み。3分差で追う森友哉(西)が残り1試合で4打数4安打しても3割1分6厘で、吉田正の打率には及ばない。

 投手部門では、5年目、23歳のエース山本由伸が驚異的な数字を残している。5月28日から土つかずの14連勝で自己最多の17勝を挙げ、最多勝のタイトルはすでに確定。防御率1・46、奪三振199ともに、リーグトップに立つ。勝率7割7分3厘も1位だが、先発が見込まれる楽天との最終戦(25日)で黒星がつけば、山本にかわって3学年後輩のチームメート、高卒2年目の宮城大弥(ひろや)が同7割6分5厘でトップになる。

 オリックスが25年ぶりの優…

この記事は有料会員記事です。残り573文字有料会員になると続きをお読みいただけます。