第7回死後1カ月 腐敗が進み鼻を突くにおい 「まさか母が」

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田辺拓也
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 残暑が続く9月、大阪府内の団地の一室で、高齢女性が亡くなっているのが見つかった。死後1カ月。「孤独死」だった。腐敗が進み、警察の身元確認は、2週間以上かかった。

10月31日の衆院選投票日、人々は何を託そうとしているのでしょうか。私たちの現在地をお伝えします。

 女性宅の清掃に遺族と立ち会った。自宅の扉を開けると腐臭が鼻を突いた。女性が亡くなっていた居間の布団には、直径1メートルほどの真っ黒いシミ。下の畳は腐っていた。部屋には生活ゴミの入ったポリ袋やチラシが散乱し、台所の流しは食器が山積みになっていた。「セルフネグレクト(自己放任)かもしれませんね」。清掃していた作業員が言った。孤独死した高齢者に多いという。

 女性の息子は半年前に、転勤…

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