31日投開票の衆院選は、コロナ禍のもとで迎える初めての全国規模の選挙だ。20日から行われている期日前投票では、各地の選挙管理委員会が感染防止策に気を配っている。
まず選管が力を注ぐのが「密」の回避だ。
大阪府東大阪市では、期日前投票所の混雑ぶりを市のウェブサイトで「信号」の色で表示している。すいている時は「青」、少し混んでいる時は「黄」。混雑しているので来ない方がいい時は「赤」。投票所にいる担当者らが、その時その時の状況を見て信号を変えるので、混雑ぶりがリアルタイムで分かる。地域の情報発信をしている「ロコガイド」(本社・東京)が昨年、スーパーやドラッグストアなどの店用に開発した「混雑ランプ」というシステムを利用したものだ。選管担当者は「時間が空いている時に混雑ランプをチェックして、ぜひいらして下さい」と話す。
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これまで複数の人が並んで立…