候補者は漁港へ、住宅団地へ 衆院選初の週末に走る 北海道

2021衆院選

三木一哉、阿部浩明 志田修二 中野龍三
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 衆院選公示後初めての週末となった23日、北海道内の各候補者は選挙カーで選挙区内を回ったり、買い物客でにぎわう商業施設で街頭演説をしたりして支持を訴えた。選挙戦は残り1週間となり、論戦も激しさを増してきた。

選挙区を歩く@北海道

 選挙区を歩く@北海道  衆院選が公示され、道内各地で激しい選挙戦が展開されています。北海道の各選挙区で問われる政策課題や選挙戦の状況を追います(随時掲載します。候補者の年齢は投開票日現在)

北海道8区 4度目の対決

 道8区は立憲前職の逢坂誠二氏(62)と自民元職の前田一男氏(55)の4度目の対決となっている。23日は両陣営とも、選挙区のなかでも「決戦の場」として注力する主要市・函館市で支持を訴えた。

 逢坂氏は午前7時から1時間ほど、1人でJR函館駅前に立った。マイクは使わず、駅で乗降する高校生や一般の歩行者と「グータッチ」したり、駅前を走る車のドライバーたちに手を振ったりした。「子どもたちもちゃんと政治家を見ている。投票できる年齢かどうかは関係ない。思いを受け止めたい」

 逢坂氏はその後飛行機で札幌へ立憲候補の応援に向かい、函館では陣営の道市議らが宣伝車で住宅地や商業施設周辺を回り、支持を訴えていた。

 前田氏は午前中、函館市東部の海岸沿いを巡り、漁協などで演説を繰り返した。戸井漁協は玄関先に大漁旗を飾って出迎えた。早朝のひと仕事を終えた漁師らを前に前田氏は「前浜は私が守る」。同時に「共産主義の国にはできない」と野党共闘を批判した。

 函館では、中国とロシアの艦艇が津軽海峡を通過したことへの関心もあり、前田氏は対応する与党の政治家が必要だと主張する。支持者男性は「自民党には何より平和を守る党であってほしい」と話す。(三木一哉、阿部浩明)

北海道5区 「道の縮図」を行く

 都市部や農村、漁村部、新興のベッドタウン、さらに自衛隊の基地も抱え、「北海道の縮図」ともいわれる道5区。道内12選挙区で最も多い4人が立候補した。

 無所属新顔の大津伸太郎氏(56)は、石狩、当別方面で、自身の選挙ポスターを掲示板に貼り出して回った。静かな選挙戦に徹し、「無駄遣いばかりの政党政治は今すぐ終わらせるべきだ」と訴える。

 3選を目指す自民前職の和田義明氏(50)。地元江別市のスーパー前で、内閣府政務官として新型コロナウイルス対策を担当したことを踏まえ、「最前線にいた1人としてこれからもコロナを抑え込んでいく。命と暮らしを守り抜くことを責任与党の使命としてお約束する」と主張した。

 初の国政選挙に臨む共産新顔の橋本美香氏(51)は、JR森林公園駅近くの道路沿いでマイクを握った。今回の衆院選を「国民の命と暮らし、未来がかかった大事な選挙」と位置づけ、「市民と野党共闘で国民の声が生きる政治を実現していきましょう」と訴えた。

 立憲前職で小選挙区での初勝利を目指す池田真紀氏(49)。JR新札幌駅そばで、逢坂誠二・党道連代表らの応援を受けながら街頭に立った。支持者を前に「私物化の政治をみんなの政治に、真っ黒な政治をガラス張りの透明性のある政治に、みんなで変えよう」と呼びかけた。(志田修二)

維新の会、松井代表札幌へ

 日本維新の会松井一郎代表(大阪市長)が23日、北海道内で衆院選の応援演説をした。札幌市では党公認候補がいる道1~3区を回り、支持を呼びかけた。

 中央区の大通公園では、党道総支部代表の鈴木宗男参院議員らと街頭演説。松井氏は、職員数削減や業務の民間委託など大阪府大阪市で進めた改革の実績を掲げ、「これからやる公約は誰でも言える。維新は改革をやってきた。北海道でも改革をスタートできる力を与えてほしい」と訴えた。(中野龍三)

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