クイズへの感謝、かみしめて解答 「アタック25」最終回に出場して

菅野みゆき
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倉敷市立倉敷支援学校教諭 國光恭幸さん(47)

 日曜昼の「顔」だったテレビ朝日系「パネルクイズ アタック25」が46年の歴史に幕を下ろした。9月末の最終回に歴代王者同士の激しい予選を経て、解答者の1席を勝ち取った。5回目の出場は4位に終わったが、「光栄。クイズへの思いをかみしめながら解答しました」と屈託がない。

 数あるクイズ番組に挑み、2000年、「クイズ$ミリオネア」(フジテレビ系)では、番組で初めて最高賞金を獲得したという「武勇伝」もある。

 クイズにはまるきっかけは5歳の時、日本テレビ系「アメリカ横断ウルトラクイズ」をみたこと。小学校の高学年ではノートにクイズ番組でみた問題を写し、新聞記事を切り抜いて時事問題の知識を詰め込んだ。

 初めての参加は西大寺高校時代。歴史研究部に所属したが、活動内容はクイズ研究ばかりだった。愛媛県であった日テレ系「全国高等学校クイズ選手権」の予選に挑み、敗退。練習では「早押しボタン」の代わりに、おもちゃのピアノの鍵盤や電卓の数字ボタンなどを代用していた。

 岡山大ではクイズ研究会で思う存分打ち込んだ。教員となり、倉敷市立倉敷支援学校に勤める今は、社会人でつくるクイズ同好会「ももたろうくらぶ」で早押しボタンの前に座る。

 クイズは奥が深い。幅広い知識のほか、問題を作る側には理論的な思考も求められる。かつて授業でクイズ作りに取り組んだところ、生徒の目の色が変わったという。「クイズ番組のおかげで貴重な体験もさせてもらった。相撲をはじめ趣味の知識もクイズにいかせ、学習指導にも役立っている」。毎日を明るく豊かにするクイズとの出会いに感謝している。(菅野みゆき)