スーパースターの教えは「観客を楽しませなさい」 新たなスタァ誕生

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坂上武司
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大島光翔物語(上)

 「ファンの方からは『スタァ』と呼ばれていますけど、自分ではどう思っていますか?」

 10月10日の東京選手権のジュニア男子で2位になった後のオンライン会見で、彼にそんな質問をしてみた。

 「僕に似合ったいい名前だと思います」

 キラキラした笑顔で答えてくれた。

 スタァというのは大島光翔(こうしょう)(18)=明大。ショートプログラム(SP)は黒いライダースジャケットにゼブラ柄のパンツというど派手な衣装と、激しいロック音楽で演じた。体から発する熱量や見せる力は半端ない。

 大島は2歳で初めて氷の上に立った。

 普段からレッドカラーが好きで、着るものも派手な赤い服が多い。その演技力も相まって観客を魅了する姿はまさに「赤い彗星(すいせい)」。スタァと呼ばれる訳は家族も「分からない」という。ただ僕は、本当の理由はコーチである彼の父親の話にさかのぼらないといけないと思う。

 父の教えは「自分が楽しく滑って、観客を楽しませるように滑りなさい」。

 「スタァ誕生」の素地はここにある。

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 大島を指導する父は大島淳(…

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