老舗の畳屋に来たメール、末尾の「007」の意味 「整理番号かと」

有料会員記事東京インサイド

阿久沢悦子
[PR]

 公開中の映画「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」に、伝統的な日本の品々が登場している。森田畳店(東京都荒川区)の畳と、衣料品会社「エニシング」(港区)の前掛けだ。ともに長年の地道な海外展開が実り、国内外から反響が相次いでいる。

 映画はコロナ禍で昨年4月の公開予定が延期になり、日本では今年10月1日に封切られた。

 畳は、クライマックスで主役のジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)と敵役のサフィン(ラミ・マレック)が対決する部屋に敷き詰められている。サフィンは日本文化に傾倒しており、能面や枯山水の庭も出てくる。

 森田畳店は1933年創業。森田隆志さん(57)と父の精一さん(87)、職人の藤田貞男さん(77)の3人で切り盛りしている。1999年にホームページを開いたところ、海外からの注文がポツポツと入るようになった。国内の畳需要の減少に危機感を抱いた森田さんは2007年、ホームページに英語の受注フォームを作り、輸出を強化した。18年にはパリコレのランウェーに敷く畳の注文を受け、300枚を納めた。

 007の制作会社から受注し…

この記事は有料会員記事です。残り1162文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
東京インサイド

東京インサイド

東京の気になるニュースや街の話題が満載。あなたの「!」「?」に答えます。[記事一覧へ]