「香港加油」シャツで警察に止められ…香港マラソン、出場却下相次ぐ

香港問題

山根祐作
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 香港で24日に開催された「香港マラソン」で、シャツなどに「香港加油(がんばれ)」とプリントしていたランナーが、警備にあたっていた警察に出場を拒まれるケースが相次いだ。香港紙明報(電子版)などが伝えた。

 「香港加油」は、2019年に広がった香港政府や中国政府への抗議活動で繰り返し叫ばれた言葉で、マラソン大会で禁じられていた「政治スローガン」だと判断されたとみられる。

 同紙によると、あるランナーの男性は着替えるように求められたため、シャツを脱いでジャンパーのポケットに入れて出場した。また別の男性はシャツを裏返して着ると主張したものの認められなかったため、出場辞退した。足に入れ墨をしていた「香港加油」を粘着テープで隠して、ようやく参加が認められた男性もいたという。

 香港マラソンは、昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催されなかった。今回の大会が、政治活動を厳しく取り締まる香港国家安全維持法国安法)施行後初の開催となり、約1万5千人が参加した。(山根祐作)