「バズる」PR動画で利用促進へ 岡山県、人気MVを意識した奇策

中村建太
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 「ぼっけぇ ぼっけぇ ぼっけぇわ」

 岡山県が作った広報用のユーチューブ動画が注目を集めている。県内の交通機関で使える「おかやまプレミアム付き交通券」のPR動画で、ネットで人気のあのミュージックビデオ(MV)を連想させる。SNSでもちょっとした話題を呼び、再生回数は23日時点で3万回を超えている。

 動画のタイトルは「ぼっけぇわ It is amazing」。女性歌手Adoのヒット曲「うっせぇわ」のMVを意識しつつ、「ものすごい」という意味の岡山弁「ぼっけぇ」で交通券の利便性を強調した。

 約3分で、アニメと県職員の説明を織り交ぜ、交通券の割引率や、バス・タクシーなどでの新型コロナウイルス感染対策について紹介。アニメや音楽はオリジナルだが、歌詞の吹きだしを映像にかぶせ、女性キャラが「ぼっけぇ ぼっけぇ ぼっけぇわ」と歌う部分などは「うっせぇわ」に寄せた。

 「うっせぇわ」のMVは、ユーチューブでの再生回数が約1億8千万回に上るなど、SNSを中心に人気を集めている。

 プレミアム付き交通券は、県内全てのタクシーで使える券と、バスや鉄道などで使える券の2種類があり、いずれも4千円分相当を25%割り引いて3千円で販売している。

 県は7月に販売を始めたが、感染第5波の影響で約2週間後には発売を一時中止。今月になってようやく販売を再開し、動画も18日に公開した。

 動画にも登場する県民生活交通課の山形信介主幹は「動画がどんどん拡散し、SNSを通じて若い人にも交通券を知ってほしい」と期待。「交通事業者は換気や除菌など感染対策を徹底している。ぜひ休日のお出かけなどでお得に公共交通を使って」と呼びかけている。

 県では感染が再拡大した場合は再び販売停止を検討するという。(中村建太)