習氏「力強い国連必要」 台湾めぐり米欧牽制 加盟50周年で演説

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北京=林望
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 中国の習近平(シーチンピン)国家主席は25日、中華人民共和国国連加盟50年を記念する会議で演説し、「国連の権威を守り、真の多国間主義を実践しなければならない」と強調した。「力強い国連とグローバルなガバナンスの改革」の必要も唱え、国連を通して国際秩序の修正を図る意気込みも示した。

 国営新華社通信によると、習氏は、中国が国連平和維持活動に延べ5万人以上を派遣してきたことや、米国に次ぐ国連分担金を拠出していることなどに触れつつ、「中国は発展途上国が主権を守る正義の戦いを支持し、力の及ぶ限り途上国の発展を援助してきた」などと強調。米国のトランプ前政権が自国優先主義を鮮明にして以来、中国が前面に打ち出す「国連を中心とする国際秩序と多国間主義の担い手」としての立場を改めてアピールした。

 21日、国連総会の委員会で日米英仏など43カ国がウイグル族をめぐる人権状況への懸念を示す共同声明を出すと、キューバを中心とする62カ国が中国を擁護する共同声明を出した。経済的な支援をテコに発展途上国を取り込み、米欧の圧力に抗する中国の動きは強まっている。

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