お騒がせカリスマと寡黙な弟子 ボイスとパレルモ、謎めく芸術

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田中ゑれ奈
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 雄弁でお騒がせなカリスマのボイスと、寡黙な弟子のパレルモ。大阪・国立国際美術館に巡回中の「ボイス+パレルモ」展は、2人のドイツ人現代美術家の一見相いれない造形作品を並べることで、その共通点を探る。日本で約10年ぶりのボイス展、公立美術館では初のパレルモ展だ。

 20世紀ドイツを代表する現代美術家ヨーゼフ・ボイス(1921~86)は「社会彫刻」の提唱者として知られ、アクションと称する行為や政治、教育活動などを通じて芸術による社会の変革をめざした。展示室の壁に立て掛けられた銅の棒と木材は「ユーラシアの杖」と題された、1960年代のボイスの代表的なアクションの小道具。はっきり言って難解、これだけ見ても何だかよくわからない。

 展覧会を担当した福元崇志・…

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