「ヒステリックブルー」元ギタリストに懲役1年6カ月求刑

森下友貴
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 女性の胸を触ろうとしたとして強制わいせつ未遂の罪に問われた、ロックグループ「ヒステリックブルー」(解散)の元ギタリスト二階堂直樹被告(42)=甲府市=の公判が25日、さいたま地裁(任介辰哉裁判官)であり、検察側が懲役1年6カ月を求刑し、結審した。判決は11月24日に言い渡される予定。

 起訴状などによると、二階堂被告は昨年7月6日午前2時10分ごろ、埼玉県朝霞市内の路上を歩いていた20代女性に背後から近づき、左手で口をふさぎ、服の上から胸を触ろうとしたとされる。抵抗され、未遂に終わったという。

 検察側は論告で「相当な力で口を塞ぎ、被害者が助けを呼ぶことや抵抗することを困難にした」とし、「性的刺激や満足を得ようとしたことは明白」などと主張した。

 弁護側は、「女性の胸に一瞬だけ触る意図しかなかった」とし、強制わいせつ罪の要件には当てはまらず、「県迷惑防止条例違反の適用にとどまる」と主張した。また、強制わいせつ未遂罪に該当したとしても、執行猶予判決が妥当だとした。

 紺のスーツ姿の二階堂被告は公判の最後に証言台に立ち、「被害者の方に深い恐怖を与えたことを猛省しております。二度と犯罪に関わらないで生きていきたい」と述べ、頭を下げた。(森下友貴)